ろくに英語勉強してこなくて、中学高校ともに英語は赤点ギリギリだった私です。
そんな私でもわかりやすく且つキチンと理解して学べる本が「世界一わかりやすい やり直し中学英語」です。
なんとなく教科書通りに覚えていたけどいまいち意味がわかってなかったり、とりあえずテストの時だけ暗記してて基本はさっぱり、なんて人にとてもいい教本だと思います。
英語をしっかり学んできた人にもおすすめなくらい、英語の成り立ちや歴史、ネイティブの感覚などを交えて説明してくれるのでしっかり理屈で覚えたい人にもおすすめできる一冊です。
この本は中学英語を「ただやさしく語る」本ではありません。今まで何十年と日本人が正しいと思い込んできた「英語土台」そのものにメスを入れることで、「本当の英語」を解説する本です。
(2ページ「はじめに」より)
しかもこの本、アマゾンプライムに加入している人なら無料でKindleで読めちゃいます!
名詞・動詞の使い方や助動詞や比較などすっかり忘れちゃったところまで網羅
この本、239ページなんですけど中身はぎっしり。
8つの項目に分かれてイラストや著名人の名言や絵本に出てくる台詞などを交えながら英語の解説をしてくれます。
- PART1 名詞・冠詞・代名詞
- PART2 前置詞
- PART3 動詞
- PART4 時制
- PART5 助動詞
- PART6 命令文/There is~構文
- PART7 比較
- PART8 不定詞・動名詞・分詞
今回はこの中から「PART5 助動詞【canは「いつでも起こる」】」を紹介します。
canは「いつでも起こる」のイメージを持って「できる」「ありえる」と訳す
中学生でも習う「can」は単純に「~できる」という意味で学ぶと思います。
しかしこの本では「いつでも起こる」というイメージを持って「~できる」と「ありえる」という意味になるのだと学びます。
ただ「~できる」だけだとcanの根幹を理解していないので「ありえる」という意味が後々出てきた時になかなか覚えられない(中学では~できるしか習わない)。
できる=いつでも起こる。
そして、いつでも起こるから「ありえる」と言える。
「I can swim.(私は泳げる)」は泳ぐという行為は”いつでも起こる”が転じて「(泳げと言われればいつでも)私は泳げる」
「Accidents can happen.(事故は起こりえる)」なら事故が起きるという事態は”いつでも起こる”
(149ページより)
ちなみに「ありえる」のような予想・推量系の意味は他の助動詞(mayやmust)にも存在しており、それを覚えられない人がなかなか多いとか。
私の場合、覚えられないとかじゃなくて覚えてないし習った記憶がまるでないんですけどね!
英語を優しく、だけどしっかり理解するための足がかりとなる本
この本を読んでいると、マジで英語知らなさすぎて「この意味なに?」ってところから毎回始まるんですけど、それでも分かりやすくて勢いよく読めちゃいます。
英単語も改めて調べるような必要もない単語ばかりなのでね! 配慮いただいてます!
英語を覚えたいけど何もかもわからない状態だったり、どんな本も難しくて挫けそう…って人にぜひ手にとってもらいたい。買っても700円ぐらいで買えちゃいます。安。
私は何回か読み込まないと覚えられないタイプなので、また1から読み直します!
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