アサクリって一度は聞いたことあると思うんですよね。名前は聞いたことあるけどいまいちどういうゲームか分からない! そんな人も多いのではないでしょうか。
アサクリは一言で言うと、世界の建造物を登ったり忍んだりしながら敵を暗殺していく歴史追体験型隠密アクションゲームです。
かれこれもう10作以上はソフトを出しており、そして10年以上の歴史がある世界的に見ても有名なゲームのひとつです。ちなみに制作・発売元はUBISOFT。フランスのゲーム会社です。洋ゲー初心者だった私でもお手軽に始められましたよ!
「ちょっと気になるけど最初から遊ばないとダメ?」「最新作から初めても大丈夫なの?」そんな疑問を解消するべく、今から始めたい人向けアサシンクリードシリーズのメインナンバリングすべてをざっくりご紹介いたします!
アサシンクリードのストーリーは「歴史の闇」
歴史の陰に暗躍する「アサシン」の物語
アサシン、すなわち「暗殺者」。『アサシン クリード』は、歴史の陰にあって大きな役割を果たした、アサシンたちの物語を描くシリーズだ。
アサシンたちは「アサシン教団」の一員として、宿敵である「テンプル騎士団」とさまざな時代、さまざまな地域で暗闘を繰り広げる。十字軍、アメリカ独立戦争、産業革命など、歴史のターニングポイントとなる局面には必ずアサシンたちの姿があった。そして彼らの戦いは、現代にまで続いているのだ……。
暗殺者になって物語中の敵たちと戦うステルスアクションゲームであります。ステルスといいながらもパルクールや派手に暗殺かましたりと楽しいです。
ちなみに血がブシャーしたり生首がポーンとしたりするので18才以上じゃないと購入できない。Z指定モノです。スケベはいうほどないよ(ないとはいっていない)。
実在の人物もたくさん登場します。有名どころで言うとレオナルド・ダ・ヴィンチ(2)やアメリカ初代大統領ジョージ・ワシントン(3)、海賊黒髭ことエドワード・ティーチ(4)、フローレンス・ナイチンゲールやヴィクトリア女王(シンジケート)、クレオパトラやユリウス・カエサル(オリジンズ)など一度は聞いたことのある偉人が多数登場し、物語に絡んできます。
もちろん当然知らなくても遊べるのがアサシンクリード。(ていうか知らない歴史上の人物がたくさん出てきます。)登場人物の経歴を紹介はほとんどのシリーズで読むことができます。
アサクリシリーズのメインナンバリングとその歴史
基本的にメインナンバリングはやってきたつもりです(オデッセイはまだプレイできてないけど・・・)。だいたいPS4があればできますよ。
- アサシンクリード(エルサレム・十字軍時代)
- アサシンクリードⅡ(イタリア・ルネサンス期)
- アサシンクリードⅡ ブラザーフット(イタリア・ルネサンス期)
- アサシンクリード リベレーション(オスマン・最盛期、エルサレム・十字軍時代)
- アサシンクリードⅢ(アメリカ・独立革命)
- アサシンクリードⅣ ブラックフラグ(イギリス・海賊黄金期末期)
- アサシンクリード ローグ(アメリカ・七年戦争)
- アサシンクリード ユニティ(フランス・フランス革命)
- アサシンクリード シンジケート(イギリス・産業革命)
- アサシンクリード オリジンズ(エジプト・紀元前古代)
- アサシンクリド オデッセイ(ギリシア・古代ギリシア黄金時代)
国も時代もナンバリングによって違います。だからこそ色んなところを旅できて楽しい。オープンワールドで建物設定がものすごくしっかりしています。なのでアサクリは観光ゲーとも言われています。




観光名所も充実しています。かなり精巧!オリジンズでは実際にメインストーリーを遊ぶ必要のないディスカバリーツアーという観光メインのモードも搭載されています。このディスカバリーツアーはエジプトをまるごと学べる教材的解説もあり、かなり奥深く歴史に触れられます。
アサシンクリード全シリーズのストーリーを紹介
ストーリーとしてはだいたいアサシン教団とテンプル騎士団がしのぎを削っています。基本的には暗殺のための情報収集~暗殺の準備~暗殺実行をこなしていきます。
ここではメインナンバリングだけを簡単に紹介していきます。
アサシンクリード(2007年発売)
初代です。アルタイル・イブン・ラ・アハドという自分勝手な行動から仲間を見殺しにしてしまい、マスターアサシンから見習いアサシンに降格させたれた、ひねたプライドの高い男が主人公です。
見習いから周囲への信頼回復のために上司の命令にそって暗殺を執行していくのですが、その中でとある人物の秘密を知ることになるのです。
ちなみにアルタイルは水に落ちると死ぬ(次シリーズからは泳げるようになるのでよくネタにされている)。壁を登ったりしていると通行人からヤバイ奴扱いされる。その台詞のバリエーションの多さといったら!
アサクリをやるんだったら一度はやっておきたい初代。最初はオラオラしていますが、任務をこなしていくうちに誠実(?)な男になっていきます。わりかし口が悪い。
そして現代編の主人公、デズモンド・マイルズはアルタイルの遠い子孫。幼い頃にアサシンとしての訓練を受けてきましたが、親に反発して普通に社会に出て生活していたアサシンではない人です。
彼はアブスターゴ社(アサシンの敵・テンプル騎士団が現代に紛れる仮初の姿)に拉致監禁され、アニムスという機械によってアルタイルの記憶を吸い出され、生き様を追体験していくことになります。不幸すぎる。
アサシンクリードⅡ~ブラザーフッド~リベレーション(2009~2011年発売)
エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェというとある貴族の次男坊が主人公です。女が大好きで何不自由なく遊んで暮らしていましたが、ある日、父親と兄弟たちが濡れ衣を着せられて処刑されてしまいます。エツィオは復讐に燃え、父親らを殺した敵・テンプル騎士団に立ち向かうことになるのです。
エツィオはアサシンの末裔ですがアサシンとして生きていたわけではありません。父を亡くした後、叔父からアサシンの一族であったことを聞かされ、復讐のためにアサシンとしての腕を磨きます。
復讐に燃える男ではあるものの、フランクな性格と女好きな三枚目っぽい部分を持ち合わせていたりと憎めない最強のアサシンとして今でもかなり愛されている。相変わらず壁を登っているとキチ○イ扱いされたりする。あとは吟遊詩人がめちゃくちゃ絡んできて行く手を阻んでくる。
一方、現代編のデズモンドはアブスターゴ社から脱出し、仲間のアサシンたちと出会えたのもつかの間、リベレーションではついになんやかんやあって昏睡状態になってしまい、まじで可哀想な転落人生です。リベレーションの一人称プレイがむちゃくちゃムズイ。
こちらのアサシンクリード エツィオ コレクションではⅡ、ブラザーフッド、リベレーションがすべて遊べます。
アサシンクリードⅢ(2012年発売)
時は流れまくってアメリカの独立戦争時代。コナーというアメリカ先住民族とイギリス人のハーフの青年が主人公です。このコナー、語る上でなにもかもネタバレになりすぎて語れない。
ⅠとⅡとは少々毛色が異なり、かなり野性味が強いです。ちびっ子のコナーからプレイできる。狩りもできる。木を登ったり飛び移ったり(今までは出来なかった)もできる。自然派アサシン(?)
コナーくんは最初はヒョロヒョロの男の子なのですが、あっという間にガチムチの男の子に変わっていきます。それも自分の住まう先住民族の村を燃やしたテンプル騎士団に復讐するためです……。
私が初めてプレイしたアサクリでもあります。思い入れが強い。でも多分Ⅲから始めないほうが絶対いいよ。わけわかんないもん。。。だって、最初っからパッケージに映っている男を動かすんじゃなくて、まったく知らない誰これ?な人物を操作することにもなりますし……。
(でも私は一周目クリア後にこの部分を何周もしたくらいには好き)
ところで現代編のデズモンドですが、昏睡から回復し、父親と再会します。デズモンドたちはキーアイテムを探して宝物庫に向かいます。ちなみにこのコナーは父方の系譜であります(アルタイルが母方、エツィオとコナーは父方)。
2019年5月23日発売のアサシンクリードⅢ リマスターではⅢ(+DLC)とそのスピンオフ作品レディ・リバティが遊べます!
アサシンクリードⅣ ブラックフラグ(2013年発売)
時はⅢから遡りイギリス、海賊黄金時代の末期。エドワード・ジェームズ・ケンウェイという私掠船の船乗りから海賊に成り上がった男が主人公です。ええ、海賊です。わるいやつです。だけどめちゃくちゃ声がいい(私の超イチオシポイント)(CV津田健次郎)。
出だしとしては嵐の中、海に放り出されて無人島に流れ着きます。その時一緒に流れ着いたアサシンの身ぐるみを剥がし、アサシンの約束を自分が代行し報酬を得ようとしたのが始まりです。
完全に今までと毛色の違う船乗りゲーです。海賊なので他の船を襲ったりして金品を頂いたり、自分の船を大きくしたり大砲つけたりカッコよくしたりもできます。あとはサメを銛で仕留めたり、ウツボに腕食われたりできます。あ、もちろんアサシン要素もありますよ!!
彼の目的は基本的に金です。だけど最後までプレイしていくと色々と感慨深いものが待ち受けています……。ここから始めてももちろん面白いけど、Ⅲをクリアしてからプレイしたほうが数億倍楽しい。
現代編の主人公は自分自身(一人称視点)であります。アブスターゴエンターティメント社に入社した新入社員で、エドワードの記憶を追体験している(子孫ではない)。現代編で色々と情報を集められるのですが、そこでⅢまでの現代編主人公・デズモンドのあれやこれやを発見できます。切ないので集めてほしい。
アサシンクリード ローグ(2014年発売)
今までとは異なり、テンプル騎士が主役の物語! それもアサシンハンターと名高いシェイ・パトリック・コーマックが主人公となります。初めてテンプル騎士がパッケージを飾ったわけです。
これはⅢよりちょっと前の時代のアメリカです。ぜひともⅢ(とⅣ)をプレイした後で遊んでほしい。私のおすすめはリスボン!!!!!(地獄へと導くスタイル)
正直テンプル騎士なんて憎い奴らばっかりだったのに、このシェイははちゃめちゃにイイ男。私はけっこうシェイが好きです。最初は若くて青臭いのですがストーリーが進むとちょいと老け込みます。老け込んだ方が好み・・・(枯れ専ではない)。
彼がなぜテンプル騎士・アサシンハンターになったのか、テンプル騎士になったのか。そこのところはネタバレなのでぜひ遊んでほしい。こちらもⅣと同じで船乗りにもなります。船けっこう楽しいから私は好きです。
現代編はまたテンプル騎士団側(アブスターゴ社)。Ⅳとは違う主人公ですが遊び方としてはほとんど同じ。現代編はおまけ要素に近いですがⅠからやっていると情報集めるのが楽しいです。
アサシンクリード ユニティ(2014年発売)
上記のローグと同時発売された作品。アルノ・ドリアンという青年が主人公で、フランス革命時代のフランスが舞台。このアルノ、出自がかなり小難しいのですが、アサシンの父親とテンプル騎士の養父を殺された復讐のためにアサシンとなります(父親を殺したのは実は……)。
顔がよくて声もいい彼には幼馴染の美女・エリス(養父の実娘)がいるのですが、彼女はテンプル騎士団の出自。悲しいかな目的は同じなのに立場上は敵対する羽目になります。
このアルノ、私的にはかなりのくせ者。顔には似合わずかなり攻撃的な性格をしております。目的のため攻撃的すぎて仲間のアサシンたちにも煙たがられるのですが、まあ仕方がないかな・・・って感じでもあります。
ユニティのストーリーは言うなら泥沼です。救いはどこにもない。(今までもあったわけじゃあないけど……)。
ユニティは操作性にだいぶクセがあります。「はい」なのに○じゃなくて×を押さなくちゃいけなかったり、街を走ったりパルクールしたり何をするにも操作性のクセが強すぎる。そして戦闘が大変。アサクリに慣れてきてから始めたほうがいい一作。
アサシンクリード シンジケート(2015年発売)
ジェイコブ・フライ(弟)とエビフライエヴィー・フライ(姉)という双子のアサシンを操作します。この双子はアサシンでありながらイギリスギャングを率いて、列車の中を隠れ家にするというオシャな生活を送ります。それぞれアクションが異なっていて、ストーリー中ではどちらか一方しか操作できないシーンも多く存在します。
ロンドンを牛耳るテンプル騎士団と戦っていくのですが、このジェイコブとエヴィー、ストーリーが進むに連れてケンカして頻繁に仲間割れを起こします。ふたりのお互いに対するブリティッシュジョークも聞き所。自由奔放力任せ反抗期な弟と冷静エリートだが神経質な姉。そんな双子が好きな方におすすめ。私はこの双子めっちゃ好き。
かなり近代的になり、馬車での移動が主となります。あとはロープランチャーという全自動高速高所登り機が登場し、かなり高いところでも一瞬で登れちゃったりします。お手軽で操作性がいいし、最初にやるにも物語が独立しているのでおすすめです。
アサシンクリード オリジンズ(2017年発売)
いきなりアサシンの起源となった男にまで遡ります。男の名はバエク。古代エジプト・シワのメジャイ(守護者)であります。息子を殺した古き結社(テンプル騎士団の前身)の人間たちを一人残さず抹殺するという強い意思を持った男。
奥さんのアヤ(この人も戦う)と一緒に行動することが多いのですが、このふたりまあイチャつく、イチャつく。かつてないほどのイチャつきっぷり。
古代エジプトがどこまでリアルに再現されているかはまったく分かりませんが男女というのはどこでも変わらないのかもしれない。まあ本筋はイチャつきラブストーリーではないのでご安心を。
探索も楽しく、ピラミッドの中には神秘がもりだくさんです。ミイラもたくさん見れます。実在の人物としてクレオパトラやユリウス・カエサルなども登場します。古代エジプトの歴史を楽しみたい方には持ってこいのNo1古代エジプト深堀タイトル。
他タイトルとはまったく分離した物語のため、今から始める人にもオススメの一作。物理で殴るアサクリの始まりである。潜んでる?かどうかはプレイした方におまかせします。
アサシンクリード オデッセイ(2018年発売)
オリジンズからさらに昔に遡り、紀元前460年のアサクリです。ぶっちゃけアサシン教団~とか言ってないし、忍んでないし、アサクリなのは名前だけなんだけどストーリーはとても面白いです。
主人公は男女どちらかが選べます!シンジケートと違って両方をプレイすることは不可能です。男主人公はアレクシオス、女主人公はカサンドラといいます。職業傭兵です。どっちもたくましくて優しくて超ゴリラです。ちなみに選ばなかった方は主人公の弟妹として登場します。
ケファロニアという島で孤児でありながら傭兵を稼業としたくましく育った主人公はとある外国人からスパルタのある将軍の殺しを頼まれますがその内容がね・・・うん・・・。
前作の2倍売れ、PS4で出している本シリーズタイトルの中で最大のヒットを最新作で叩き出した期待のタイトルです。
アサクリは情報量の多いゲームが好きな人におすすめ
ひとつだけ言っておきたいのはこのゲームとんでもなく情報量が多い。ぶっちゃけ一回クリアしただけじゃいまいちよくわからないまま終わったなんてこともあったり、こいつはなんだっけ? えーと前作の・・・みたいなこともたくさんあります。でも情報に埋もれたい人には間違いなくオススメです。
メインストーリーだけでも十分長く遊べる代物なのですが、収集要素、探索場所などが多く、かなり長く遊べます。武器や防具の強化もありますし、衣装もシリーズが進むに連れて盛りだくさんになってきます。もちろんサブストーリーも充実。真面目な物語からとてつもなくしょうもない依頼までたくさんあります。
設定なんかも多すぎて頭ががこんがらがるくらい多いです。でも楽しいんだよね~。積極的に頭こんがらがりたい人にはぜひやってほしいな。
アサクリを今始めるとしたら「オリジンズ」をおすすめします
- ちょっとでも隠密したい!→オリジンズを買う
- とりあえず最新作をやりたい!→オデッセイを買う
- ちょっと古くてもいいからヨーロッパがいい!→シンジケートを買う
現状だとこの三択で問題ないです。この三作についてはストーリーがほとんど独立しているため、単品で始めてもほとんど問題ないからです。ちょっと分からないところもあるでしょうが気になったら次買う時の参考にしてね。
無難にⅠから始めるのもありですが、オリジンズとオデッセイは話のつながりが少ないので置いてけぼりにされることも少ないです。
個人的には隠密やってるアサシン感を最初に味わってほしいので最初はオリジンズがオススメかな!
だからオリジンズからやって新作に触れてこの世界観のめり込みそう!と思ったらⅠを買おう。Ⅰを買ったらぜったいにⅡやりたくなるよ。間違いない。ⅡやったらⅢをやらずにはいられないから。
(逆に私のようにⅢから始めてしまう人が現れませんように…笑)
いっぱい出すぎてどのソフトを買ったらいいか分からないという方へ
リマスターとかも色々でててややこしいのでとりあえずコレを買えば今一番イイというものをオススメしています。ほとんどPS4を持っている前提でお話します。
- オリジンズ(通常版でOK)
- オデッセイ(通常版でOK)
- Ⅰ(Ⅰ+ⅡのウェルカムパックかDL版)
- Ⅱ→ブラザーフット→リベレーション(エツィオコレクションを買うべき!)
エツィオコレクションにはⅡ(+DLC)・BF・RVの3作とリネージ・エンバースの映像作品が入っています。
- Ⅲ(リマスター版)
Ⅲ本編+DLCとスピンオフのレディ・リバティが入っています。
- Ⅳ ブラックフラッグ(通常版でOK)
- ユニティ(通常版でOK・後回しでもいい笑)
- ローグ(リマスター版)
- シンジケート(通常版でOK)
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